髭も洋服だった。

24,5歳以降、ぼくの顔には髭がある。
以来、現在に至るまで
短く整えることはあれど
つるつるてんに剃ったことはない。

が、こんど髭を剃らなければならない
事案が発生するかもしれない。

また生えてくるし大したことねーな、
と気楽に構えていたのですが、
時期が近づき、髭の断髪日が差し迫ってくると
だんだん心が拒否してくるのがわかる。

断髪後を想像すると、
服を脱いで裸を見せるような感覚を覚えるのです。
もしかしたら化粧にも近い感覚なのかもしれない。
たかが口ひげ、たかがあご髭、
されど、それがなくなるとすっぴんを
見られるような気がしてきて。

あぁ、寒く暗い冬の日々がやってくるような憂鬱さだ。
せっかく春が聞こえてきてるのに。

ぼくにとって髭というのは
化粧でもあり洋服でもあり春でもあった。

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