五感
だいたい人間なんて。
我が儘で、いい加減なものでして。
どこからともなく漂ってくる
おいしそうな匂いに、腹は鳴り、
よだれは湧き出、幸せな気分になる。
そんな経験は、誰でもあると思いますが。
でも、もしそれが電車内での出来事だったら
幸せどころか、あまりいい気はしません。
さらにそのにおいの発生源が
満腹で満足げなどこぞのおっちゃんから
やって来たとわかると、
もはや不快な臭いに感じてしまう。
チーズや納豆など、
いろいろなにおいと紙一重の場合は
とくに警戒が必要で、
自分の判断に自信を持てる場合のみ、
いい匂いだなぁと楽しむ事ができます。
間違っても先走ってはいけません。
別ににおいの事だけでなく。
好きな音楽も、
他所から漏れ聞こえる音では
楽しむ事もできないし、
いい脚だなぁと思い確認したら、
男のものだったとわかった時の
自己嫌悪にも似たくやしさなど
挙げればきりがありません。
五感のどこかを使って楽しむ時、
人はそれ以外の五感に頼っている、
と言えるのかもしれない。
2012年1月22日 8:31 AM | カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 武井宏友 | コメント (0)