ぼくの街の本屋は、ぼくの書斎です。

本が多い、そして捨てられない。
ドストエフスキーとか、カミュとか、
本棚には並んでいるのだが、
この1年間読んでない。
いや、ここ5年間読んでない。
いや、買ってから読んでない。
でも、捨てられない。

本を捨てると、
自分の可能性も捨ててしまう気がする。
小説の中には、無数の言葉が眠っている。
その言葉と出会えた自分を捨てる。
その勇気がぼくには、ない。

何かのきっかけで読みたくなったら
どーすんだよ?という気持ちもある。
本はたまっていく一方だ。

この状況をなんとかするために知恵をしぼった。

この本、本屋さんにあずけられないか。
また読みたくなったら、定価で借りて、
ブックオフに返す。返すといくらか
お金は返ってくる。
あれ、あそこ何って言ってたっけ?
と、一文だけ気になったら、
本屋さんで立ち読みできる。しかも無料。

よし。借りっぱなしの本を返すぞ。
でも、近いうちに読む本はまだ借りておこう。
あの本と、あの本と、あの本は、
とてもだいすきな人の本だから
まだ借りておこう。
まだ読んでない本は、まだ返せないな。
だから、あの本と、あの本と、あの本も
まだ借りておこう。

あ、本たまったまんまだ。

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