名前
助六。
なぜキミだけそんな名前なのか。
コンビニで見るたびそう思う。
まわりには、にぎり寿司だとか、太巻きだとか、
ちゃんと名は体をあらわしているというのに。
どうやらその名前の由来は歌舞伎にあるらしい。
「助六縁江戸桜」という演目で、
主人公の助六と愛人で花魁の揚巻の物語。
揚巻の「揚げ=いなり」、「巻き=のり巻き」
その二つの組み合わせだからそう呼ぶのだそうです。
名前なんて、通じてしまえば
意味なんてどうにでもなる。
などといってよいのかわかりませんが、
お弁当コーナーでひっそり目立たない
存在でありながら、
ひとり異彩を放つそのネーミングに、
ぼくは敬意を払いたい。
2011年12月5日 2:51 PM | カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 武井宏友 | コメント (0)