水着と下着。

水着は恥ずかしくないのに、
下着は恥ずかしい。
男からしてみれば、
なかなかに理解に苦しむ問題だ。

下着と水着はぜんぜんちがう。といわれれば、
そうなのですね。というしかないのだけれど、
「みせブラ」や「みせパン」なるものまで
でてくると、ちょっと事情が変わってくる。

下着だから恥ずかしいのではなく、
見せるようではないから恥ずかしい
ということなのか。
そう考えると、それはそれで、
なかなか奥ゆかしいものだと思うけど。

(じゃあいわゆる勝負下着とやらは
見せるようのものなのだから、
気軽にみせてくれてもいいのではないか。)

逆にいうと、まったく露出とは無関係だけど
恥ずかしいものもあるはずだ。

たとえば、「みせないジャージ」。
大人になっても愛用している
中学や高校時代の学校指定のジャージ。
学生時代の思い出をはるかに凌駕する
毛玉やらほつれやらが満載のその服は、
まったく露出とは無関係だけれども、
その姿を他人に見られたら、
きっと恥ずかしいだろう。

ほかにも、「みせないスウェット」や、
「みせないTシャツ」などもあると思う。

水着と下着。
男は単純な見方しかしないけれども、
なかなか深い話なのかもしれない。

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