電車と紳士 ~肩まくら編~

電車での居眠りはよくあることですが、
ときには見ず知らずの女性に肩を貸すこともあるわけで、
そんなとき、さりげなくもスマートな紳士でいるための覚書。


・いつ寝落ちされても大丈夫なよう落下地点をはかり、
   万全の体制で迎えるべし。

・良い寝心地を提供するため、
   スタッズなどのハードな素材は
   ロックンローラーでもないかぎり控えるべし。

・いざ肩を貸したら、軽く「困ったもんだぜ」
   というジェスチャーを見せ、
   あくまで他意はないことを周囲にアピールするべし。

・いい匂いがするからってあまりクンクンしてはいけない。
   ゆっくり、気づかれないよう深く呼吸をすること。
   さらなる上級者は呼吸も合わせること。

・眠っているのをいいことに、
   チラチラ横目で谷間をのぞこうとしてはいけない。
   正面に座っている人の視線にも注意を払うこと。

・あまりにも無防備な格好になってしまったら
   さりげなく起こしてあげるのも紳士の優しさとしるべし。

・自分に気があるんじゃないかと
   期待に胸をふくらませてはいけない。
   当然のことながら、下半身も一緒にふくらませてはいけない。

・ちょっと寄りそっちゃったりして、
   勝手に恋人気分を味わってはいけない。

・目的地についたら、「こちらこそいい夢見れました」と
   心の中で感謝し、起こさないよう立ち去ること。


紳士への道は険しくも夢がある。

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