小さな相棒。

ぼくに相棒と呼べる存在がいるとしたら、
それはたぶん耳かきです。
もう10年以上は、頼りにしています。
とくに好きな形態は、細くて硬いもの。
いま、使っている「匠の技」は、
ずっと愛用しています。もう5、6代目でしょうか。

この耳かきは、所有物の中で、
もしかしたら、いちばん
付き合いの長いモノかもしれません。
時計よりも、ペンよりも、長いと思います。
ずっとそばにいる存在で、
旅行に行くときも、必ず連れていきます。

耳かきが、自分にとって、
大切なものだなんて考えたことは
いちどもありませんでしたが、
付き合いの長さから考えれば、
その一つに違いありません。

大切なものってなんですか、と問われると、
なんだろうかと悩んでしまいますが、
年数という秤は、その答えをくれる
ひとつのモノサシになりますね。

耳かきという、安価で小さな棒は、
どうやらぼくの相棒です。