一生ものこそ、たからもの。

最近、思う。一生ものこそ、宝物だと。
何世代にも渡って左団扇で暮らすことのできる財宝や、
世界でいちばん価値の高い宝石、ピカソの未発表の絵画のような
いわゆる宝物と呼ばれるものだけが宝物ではないのである。

一生を共にしたい財布であったり、
一生を共にしたい靴であったり、
一生を共にしたいペンであったり、
そういうものだって宝物だ。

だから、日常は、とくに休日は、
その宝物を見つける旅でもある。
ふと入ったお店で素敵な靴との出会いがあり、
宝物を見つけた嬉しさがこみ上げる。
そういう冒険のおもしろさが買い物にもある。