言葉の収集。

時間の許す限り、浴びるように本を読んでいます。
小説からエッセイから学術書までノンセクションで
興味を引かれた本を端から読んでいます。

本と接する時間が長くなるにつれ、
一つの変化を自分に感じるようになりました。
知識が豊富になったとはあまり思いませんが、
口から出る言葉に幅が出るようになったと思うのです。
たとえて言うなら、中学一年生レベルの英単語で
会話も思考もやりくりしていた自分から、
高校一年生レベルの英単語で
やりくりできるようになったような気がするのです。

「語彙力を鍛えるには本を読め」とは前々から、
よく耳にする教えではありましたが、
本を読むことが単語の勉強になるのだ、
とあらためて実感しました。

言葉は武器にも防具にもなる。ならば、
本を読むことは武器集め、防具集め、と言えるかもしれません。
別に戦いをしたいわけではありませんが。
ある種の収集癖に近い感覚で言葉集めを楽しんでいます。