2016年06月
万年筆とは縁のない人生を送ってきた自分ですが、
ちょっと前に、万年筆好きの友人から
ラミーのサファリを試し書きさせてもらいました。
手に取ったとき「軽い」と思い、さらに
「あ」と文字を書いた瞬間、書き心地の快感が手に走り、
一目惚れのような一書き惚れが自分の身に起こりました。
その日の夜は、仕事を途中で強制終了したような形で会社を出て
一直線に文房具屋に駆けつけてサファリを購入していました。
サファリを使い始めてから思ったのが、
万年筆は刀に似ているということです。
切っ先の細いところや、まっすぐ一本に伸びているシルエットなど
形状がまずどことなく似通っているし、
鞘から刀を抜くように、キャップからペンを抜く行為も似ている。
そしてどちらもそのまま裸にしておいては使い物にならなくなる。
抜くたびに真剣勝負が始まる、という一面も共通性を感じさせる。
二者の根っこにある魂が近しいように感じました。
武士の魂が通じているペンといいますか、
そういう魅力も勝手に感じてしまい、
万年筆は、鉛筆よりボールペンよりシャーペンより
好きになってしまいそうです。
2016年6月25日 12:00 AM |
カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 木村泰斗 |
コメント
(0)
地下から地上に上がるとき、そびえ立つ壁のような
長い階段に出くわす時がある。
上を見上げても頂上が見えないような階段だ。
そういう階段には大抵エスカレーターが併設されているから、
普通はそちらを選ぶのだが、ときどき、
物好きなのかマゾなのか変態なのか平然と登りに行く人がいる。
わたしです。
山登りを始めてから、
自分の脚力が弱すぎることを痛感し、
日頃のトレーニングの一環として、
階段を使うようにしています。
駅やオフィスビル、商業施設、マンションなど
階段を使うように意識すると、
街は階段だらけじゃないかと気がつきます。
登る、という視点では、街中は山だらけ。
極端に言えば、駅もビルもマンションも
一つの小さな山なんだ、と思いました。
東京駅なら「東京駅山」、ヒカリエなら「ヒカリエ山」
なんて考えると、一つの山を制覇した気分になって
階段を登るのもすこしは楽しくなりそうですね。
2016年6月18日 12:00 AM |
カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 木村泰斗 |
コメント
(0)
通っている定食屋でカレーを食べているとき、
カウンターの向こうにいる店主から、
「本当に無邪気に食べるよねえ」と言われ、
ふとこのような考えが浮かびました。
当たらずも遠からずのような気がして、
その場にいたお客さんに投げかけてみたら、
「確かにそうかもしれない」と
何人かから同意を得られました。
おいしいご飯というのは、
大人になった自分を子どもの自分に戻らせる力が
あるのではないかと思った次第です。
2016年6月11日 12:00 AM |
カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 木村泰斗 |
コメント
(0)
ポッキー「極細」を食べた時のこと。
最近のポッキーは、ちょっと小分けになっていて、
袋には、パッケージと同じポッキーの写真がプリントされていた。
無意識に袋を開けた瞬間、自分のまちがいに気がついた。
袋から、黒いものが顔をのぞかせている。逆だ。こっちはチョコのほうだ。
ぼくはクラッカーのほうを開けたかったのだ。これでは取り出せないじゃないか。
なぜこんなミスをしてしまったのか。小分けの袋を見つめる。
袋にはていねいに「OPEN」と書いてある。
しかも2箇所。切れ目まである。なのに、なぜか。
そのわけは、ポッキーの絵が、中身と上下逆なのである。
写真ではクラッカー部分が、開けるとチョコになっているのだ。
もういちど考えてみた。
もともとポッキーは下向きに(クラッカーが上)に入ってる。
それは取り出しやすいようにそうなっている。
上の部分を開ければそのまま食べられるのだ。
しかし今は小分けにされているので、箱から出されることも多く、
いちど箱から出されるてしまうと、どちらが上か下か、わからなくなる。
そして、絵の通りに入っているものと思い込み、逆から開けてしまう。
ただそれだけのことですけど。
2016年6月6日 11:11 AM |
カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 武井宏友 |
コメント
(0)
時間の許す限り、浴びるように本を読んでいます。
小説からエッセイから学術書までノンセクションで
興味を引かれた本を端から読んでいます。
本と接する時間が長くなるにつれ、
一つの変化を自分に感じるようになりました。
知識が豊富になったとはあまり思いませんが、
口から出る言葉に幅が出るようになったと思うのです。
たとえて言うなら、中学一年生レベルの英単語で
会話も思考もやりくりしていた自分から、
高校一年生レベルの英単語で
やりくりできるようになったような気がするのです。
「語彙力を鍛えるには本を読め」とは前々から、
よく耳にする教えではありましたが、
本を読むことが単語の勉強になるのだ、
とあらためて実感しました。
言葉は武器にも防具にもなる。ならば、
本を読むことは武器集め、防具集め、と言えるかもしれません。
別に戦いをしたいわけではありませんが。
ある種の収集癖に近い感覚で言葉集めを楽しんでいます。
2016年6月4日 12:00 AM |
カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 木村泰斗 |
コメント
(0)