2015年10月

地道が近道。

ひたすら「なぜ?」、「つまり?」、
「もっとおもしろい言い方は?」と問いかける。
しつこく問答遊びをする。
それをとにかくコツコツ繰り返すしかない。
地道だけどそれがいちばん近道なのだ。

と、いきなりホームランを狙おうとして
なんども失敗した自分に言い聞かせ、
これからまた仕事にのぞみます。
早くヒットを欲しがろうとすると、
焦って凡打になることが多い。
結局、遠回りになるのだぞ、オレよ。

遊ぶと疲れるのに、疲れがとれる。

さいきん山に惹き込まれて、
たびたび登りに行きます。
本格的な登山はまだ未経験で、
低山ばかり登っていますが、
それでも山登りはつかれます。
息は切れ、汗も吹き出し、足が震える。
次の日はもれなく筋肉痛です。

山を登ることは、仕事で疲れてる体を、
さらに疲れさせに行くようなもの。
ふだんより、3、4時間は早起きする
必要があるから体内のリズムも狂う。
体を休める休日に、ムチを打って
痛めつけてどうするんだと思うこともある。
でも、一方で、山を登ると
おかしなほど、たまった疲れが取れていく。
不思議なものですね。
風の感触や緑の空気で、
気持ちをここまで豊かにさせてくれる。
そして、また頑張ろうという気になります。

山登りは、疲れるけれど、疲れがとれます。

新しい服を買うと、 古い服も新しくなる。

数年前に着ていた服が
タンスの中で眠っているけれど。
新しい服を買ってきて、
その服と組み合わせてみると、
あ、こいつもいけるじゃないか、
と、お古な服がとつぜん輝きを増しはじめ、
もう一着手にしたような喜びが訪れる。

夏もおわり、衣を変える季節になって、
ついあれもこれもと手を出しそうになりますが、
一着だけでも、そういう楽しみがついてくる。

温泉の隠れた効能。

湯治という言葉があるように
温泉の立て札には様々な効能が記されています。
肩こり、血圧、神経痛、関節痛、冷え性、疲労回復など。
僕も体の調子が悪かったり、
疲労がたまっていると感じると、つい温泉へ出かけてしまう。
病院より頼っているかもしれません。という感じで、
友だちと浸りに行ったり、一人で浸りに行ったり、
何度も温泉にはお世話になっておりますが、
僕はこの立て札に「饒舌」という効能も加えたい。
裸になっているせいか、お酒を飲んでるときより、
友だちと人生のことが語れたり。テレビもネットもないせいか
自分自身とも話しやすくなったり。友だちにも自分にも口が開く。
温泉には、饒舌 という効能もあると思う。

ぼくがゴミをバラまいていた。

朝、目が覚める。あたりを見回す。
枕の付近に髪の毛を発見。
足元のほうに目をやると、そこにもある。
フローリングに視点を動かすと白い塵が見える。
二つめの塵を見つける。
三つ、四つと発見していく。
まるで星空のようだ。綺麗じゃないけど。
ガス状星雲のような埃も見つかる。
いったいいつの間に彼らは現れるんだろう。

毎朝、出かける前にコロコロする。
机の下もテレビ台の下もコロコロする。
部屋をクリーンにしてから家を出る。
帰宅直後に確認する。埃や塵は舞っていない。
よし。クリーンなままだ。
でも、次の日になるとまた現れる。
なぜなんだ。
僕がいない間は綺麗なのに、僕がいると部屋は汚れていく。
あれ?