2015年01月

時間にも支出がある。

家計簿のようなお金の支出管理を行うものがあるように
時間の支出管理もしないとまずい、と思いはじめている。

時間に支出もへったくれも
ないじゃないかと言われそうですが、
たとえばスマホゲーム中の時間や、
テレビをみている時間とか、自分にとって
罪悪感に苛まれる時間を支出と定めてみると、
その多さに目を覆いたくなります。

なので、まずは、まいにちの
支出時間の記録から、はじめてみようと思います。

手洗いという、ありがとう。

手洗いなんて、さらさらっと雑にすましてしまう。
面倒なときは、洗わないことすらある。
でも、それはいけないことをしてたなあ、と反省。
だって、自分のなかで一番汗をかいているのは、(たぶん)手だ。
キーボードを叩いたり、鉛筆を握ったり、
バッグを持ったり、スマホをいじったり。
手にとってはオンもオフもない。休みがない。
そう思うと、手洗いをないがしろにはできやせん。

年は口ほどにものをいう。

なじみの定食屋のおじいさんが言っていた。
「料理屋で30年以上残ってる店は本物の味だ。まず年数を見ろ」

ホームページや口コミサイトでは、だいたい
情報データのところに、ひっそりと年数が記載されているだけ。
美辞麗句ではない、たったの数文字。
でも、これは口コミより雄弁だと思った。
お客の噓偽りない評価が、その数字をつくったのだ。

文句も愛情表現。

カープファン歴80年のじいちゃんは、
テレビで広島戦を見ていると、
すぐにぐちぐち文句を言う。
「なんでそこでバントせえんかの」
「いまは勝っとるけどの。
 見ててみい。7回から点を取られるけん
 広島はリリーフが弱いけんの」

こういう愚痴を何度も耳にしてきましたが、
この文句は愛情の裏返しだと思うのです。
大好きだからゆえに、言いたいことがでてくる。
大好きだからゆえに、つっかかる。

ためしに僕が「カープ好きじゃないの?」と聞くと
じいちゃんは「大嫌いじゃ」と笑いながら言う。
そして試合があるときはテレビをつける。

愚痴やヤジや文句は悪口とは限らないんですね。

年は、自分であけるもの。

ここ数日、こたつからほぼ動いていません。
かたつむり状態で、こたつの上にめしがのりゃ、
腕を伸ばし、ぱくっとほおばり。
眼球だけは忙しくテレビの画面を追って、
ねむくなったら、そのまま夢のなかへ。
大掃除はしてないし、そばもたべてない。
初詣にも行ってないし、バーゲンにも行ってない。
それどころか一歩も外にでていない。
例年以上に、ぐーたら正月を満喫しています。
だからなのか、まだ2015年という実感が湧きません。
というより、2014年がつづいている感じ。

大掃除、年越しそば、おせち、初詣。
年があけたことを実感するために
年末年始の行事は必要なお作法なのかもしれませんね。