2014年11月

ウェルカム・レッド・インク

こういう仕事をしていると、いろいろな方から、
いろいろな赤字をいただきますが、
なかでも肺腑をえぐられる赤字をいただくと
自分がダメ人間に思えてきます。
いや、実際ダメ人間なんですが、
その事実が重くのしかかってくるんです。

自分の存在価値なんてないんだ、とか、
何にもできないアホ野郎だ、とか、
またひとつ信頼を失った、とか、
不分子が頭の中を駆け巡ります。

もうなにかも投げ出したくなってしまうけど、
でも、振り返ったときに、自分の血肉になっているのは、
そういう経験をしたときです。
深手を負う傷ほど、養分になっている。

だから、赤字は怖いけど、厭だけど、臆さずにいたい。
そしていずれ、赤字ひとつないものが
高打率でつくれるようになりたいもんです。

お天道様の気持ち

「天気」とは、お天道様の気持ちなのかもしれませんね。
そんな目で予報を見ると、たとえ雨の日がつづいても
なんだか許せてしまう自分がいます。

倍、うれしくなるとき。

だれかがそばにいると
怖さは分散する。 
だれかがそばにいると
嬉しさは倍増する。
だれかがいるっていいもんです。
学生のときは、そのよさに
まったく気づかなかったな。

月曜にも休日はある。

思ったんです。誰が決めたのか知りませんが、
一週間を平日と休日に分けてしまのうがいけないんです。
一日のなかには平日の時間があれば、休日の時間もある。
夜なんて、毎日休日だ。平日は、休日が少ない休日だ。
そう思えば、平日の憂鬱さも少し減る、と思ったんです。

未知の世界へ帰る。

宇宙から、近所の知らない道まで、
まだまだ未知だらけの世の中で、
いちばん近い未知の世界は、
じぶんの家の中にあるじゃないかと思います。

まだ読んでいない本や、封をあけてないDVD、
録画したままのテレビドラマ。
自分の知らない未知の世界であふれてる。
あー、はやく見たい読みたい味わいたい。