お年寄りは、人生の先生です。

お年寄りのお話は、
それまでで培ってきた人生観や大事なことを
ささやきながらポロッと伝えてくれます。
たとえば下の言葉は、ある飲食店の店主の言葉です。

・インチキはしちゃいけないよ。
 見てる人は見てるからね。
 ぼくはもうだめかなーと思ったとき
 「あんたの味は本物だ」と言われて
 客がついたからね。
 これも一生懸命やってたからさ。

・体力はあるほうがいいよ。
 年をとってから手術するとき、
 体力ないと麻酔打てないからね。
 体力はあったほうがいいんだ。

・人のことを根掘り葉掘り聞くのは好きじゃない。
 ただ聞いてるだけでいいんだ。
 話してくれたことに、耳を傾けて、
 自分の経験からアドバイスをするだけさ。
 きっと、聞かれるほうもイヤだと思うよ。
 しゃべりたくなったら、何も聞かなくてもしゃべるもんさ。

人生の授業といったら、大げさかもしれませんが、
時を積み重ねた方のお話は、聞いてるだけで
自分を少しマシな人間にしてくれる気がします。
ご年配の方からもっとたくさんの人生訓を聞いてみたい。
いま、そんな欲求にかられてます。
ああ、おじいちゃん、おばあちゃんに会いたくなりました。