2014年04月

お年寄りは、人生の先生です。

お年寄りのお話は、
それまでで培ってきた人生観や大事なことを
ささやきながらポロッと伝えてくれます。
たとえば下の言葉は、ある飲食店の店主の言葉です。

・インチキはしちゃいけないよ。
 見てる人は見てるからね。
 ぼくはもうだめかなーと思ったとき
 「あんたの味は本物だ」と言われて
 客がついたからね。
 これも一生懸命やってたからさ。

・体力はあるほうがいいよ。
 年をとってから手術するとき、
 体力ないと麻酔打てないからね。
 体力はあったほうがいいんだ。

・人のことを根掘り葉掘り聞くのは好きじゃない。
 ただ聞いてるだけでいいんだ。
 話してくれたことに、耳を傾けて、
 自分の経験からアドバイスをするだけさ。
 きっと、聞かれるほうもイヤだと思うよ。
 しゃべりたくなったら、何も聞かなくてもしゃべるもんさ。

人生の授業といったら、大げさかもしれませんが、
時を積み重ねた方のお話は、聞いてるだけで
自分を少しマシな人間にしてくれる気がします。
ご年配の方からもっとたくさんの人生訓を聞いてみたい。
いま、そんな欲求にかられてます。
ああ、おじいちゃん、おばあちゃんに会いたくなりました。

人生、損だらけ。

「◯◯を知らないなんて人生の半分は損してるよ!」
とは、たまに耳にするセリフ。ぼくも口にしたことあります。
いくらか誇張もまじってるかもしれませんが、
こんなセリフが未だ現役ということは、
人を魅了するモノやコトが相も変わらずたくさんある、
ということで。
まだまだ人生楽しいことが待っている!

辞めた日は記念日。

さいきん、食わず嫌いをやめました。
料理に限らず、映画、ミュージカル、スポーツ…、
なんでもキライという理由で拒否をせず、
とりあえず食べてみる。
出不精もやめました。家でくつろぐのは快適ですが、
とりあえずどっか行く。とりあえず人に会う。
そんなことを心がけるようになると、
自分になかった養分を吸収しはじめて、
なんだか一年前の自分とすこし変わってきた気がします。

やめるということは、かわるということでもあるんですね。

メニューの数で味はわかる?

むかし、友人とメシにいったさい、
なるほど、と気づかされたのが
「メニューの数は不安の数」という言葉。
味に自信がないから、料理の数を増やしてごまかすのさ。
とその友人は言い、さらにこう付け足しました。

「もし限られたメニューで、勝負しつづけているお店があれば、
 それは味に自信があるお店なんだ」

レビューを読んで、お店を選ぶのも楽しいですが、
メニューの数で、お店を選んでみるのも楽しいもんです。
思わぬ出会いが待っています。


もちろんメニューが多くても、
美味しいお店はたくさんあります。