文字かイラストか。

言葉で表現するのは難しい。

そう思う時でも、写真や動画などを見れば
一目瞭然、そういうことはたくさんある。

当然のことだが、その逆もある。

先日、ポテトチップスの、
プリングルスを買った。
味はハニーマスタード味。
期間限定商品とのことだった。

そこには、おいしそうで、
雰囲気のあるイラストがあった。

ハチミツ棒(棒の先っぽが丸くなっていて、
その玉の周囲にいくつもの溝があるやつ。)
にとろりとした蜂蜜がついていた。

そしてその下に、なにやら壷のようなものがあり、
その壷には、「マスタード」と、
半ばやっつけのような文字が書かれていた。

確かに、ただ壷があるだけでは、
蜂蜜の壷に見えてしまう。
そこに入っているのは
マスタードなのだが、それはなかなか
わかりづらかった。

文字で説明しきれない部分を、
イラストで表現する。

そのイラストで表現しにくい部分を、
文字で表現する。

持ちつ持たれつ、である。

建築博物館。

晴れた日に、家の近くを、
目的もなくのそのそと歩いていると、
何億円、何十億円もするような住宅が
道をそれてもそれても現われてきます。

おかしな趣味かもしれませんが、
その家々を眺めるが楽しいんです。
一軒一軒、見事に同じ姿をしていない。
一軒一軒、写真集で目にするような姿をしている。
近未来的な家や、トトロにでできそうなレトロな家、
ハリウッド映画でしか見たことのない豪華な家。

まるで一流建築家の作品を眺めているようで。
高級住宅街は、建築博物館だなあ、と思いました。