たんじょうび

自分の年齢がわからなくなる。

30を越えたあたりから、
それが顕著になった。

先日、とある編集現場で、
年齢の話題になった時のこと。
どうやら僕は、
少し年齢がわかりずらいらしく、
いくつなのかたずねられた。

正直、自分でもわからなかったので、
「たぶん、34か、35だと
思います」と言った。
「ほんとにわかんないんすよね」
とつけ加えて。

すると一緒にいたADの人が、
「武井さんはこれまで、そうとう自分の
誕生日をないがしろにしてきたんですね」
と言われた。

まさにその通りだった。
思えば、自分の誕生日を祝った記憶など、
かなり昔で止まっている。

自分の人生を見透かされているようで、
ちょっと恥ずかしい気持ちになった。

ところで、このことに関しては
別の問題がうまれる。それは、

自分の誕生日にうとい人は、
他人の誕生日にもうとい。

ということである。

これが意外と、
やっかいなことを引き起こす。