ルーツで覚える。

「月とすっぽん」
「◯」を共通に持つ両者だが、
美しい象徴の月と汚い泥の中にいるすっぽん。
そこから、比較にならないほどちがうもののたとえとなった。

「仏頂面」
威厳に満ちあふれているが、
無愛想で不機嫌にも見える面持ちから
転じて、無愛想な顔、不機嫌な顔という意味に。

「にべもない」
「ニベ」とは海水魚の名前。
「ニベ」の浮き袋は接着剤の原料として使われ、
その粘着力の強さから「にべ」は他人との親密関係を
表す意味となった。反対に「にべもない」を
愛想がないことや、そっけないことと意味するようになった。

正しい言葉の使い方や
覚えにくい言葉などは
語源を知ると、使いやすくなったり
覚えやすくなります。

でも、ファッション雑誌を眺めるように
言葉の由来を眺めるだけでも
おもしろい話があったり
気づきがあったりで、
ヒマつぶしにもなると思います。
たとえばゴールデンウィークの
由来を調べてみたり、ですね。