2012年11月

人間は後悔するようにできている。

あのとき、ああ言えばよかった、
ああしとけばよかった。
と思うことが何度もあります。

後悔というやつです。
この後悔がやっかいもんで
それに時間を奪われる。
小さな後悔の数も含めれば、
一日に一度は後悔しているかもしれなくて。
毎日のように後悔と戦わなきゃいけなくて。
これは面倒くさい。だからもう、
人間は後悔するようにできている。
人間は後悔する動物なのである。
それくらい割り切って考えると
後悔の念も少しはやわらいで
余計な時間を奪われずに
すむのではないかと思っています。

機械も人も似てる。

パソコンを使いつづけていたら
機体が熱くなって
機器の体温が上昇しているような
ときがありますね。
これ、パソコンに限らず、
充電器とかゲーム機とかでも
現れる現象だと思います。

人間も似たようなところがあります。
稼働しつづけていると
ヒートアップして
体温が1℃くらい上がって
熱だと診断されます。

人間が熱にうなされたら
休養をとって、安静にしますが
パソコンなんかの場合は、
熱くなっても、機体を案じずに
使いつづけてしまいます。
やはりこれ、人間で考えてみるとよくない。
熱が黄信号を送っているわけですから
やはりそのときは人間のように
看ることが大事。
と熱になって
機体の気持ちが初めてわかるのでした。

美味しいお店

どこかの飲食店でご飯を食べていると
ほとんどのお店で、
お客さんがケータイやスマホをいじってる。
なかには食している最中に
右手にお箸、左手にケータイなんて
具合に時間を過ごしている人がいる。
僕だって、人のことは言えず、
そういう行いをとるときもあります。

先日、ある料理屋にいったとき、
店内のほぼすべてのお客さんが
ケータイやスマホを触ってないという
光景に出会いました。
そればかりか、テーブルの上にすら置いてなかった。
なぜだろう、と思ったら、
このお店、料理がとても美味しかったんです。
なにせ一時間くらい並んで暖簾をくぐったお店で
口コミでも評判のお食事処。
みんなの視線は料理か、お連れの人に向いています。

どこかお店に入ったとき、
だれもケータイやスマホをいじってなかったら
そのお店の料理は期待していいかもしれない。
美味しいお店かどうか判断するときに
そんな基準もあるような気がしました。

すべてのモノゴトには理由がある

あそこの道路が二手に別れているのは
「地形の事情があるから、直進できないんです」
という理由があったり、
あの人が、あの服を着ているのは
「今日は飲み会があるから、汚れてもいい服で」
という理由があったり、
あの家が和風の姿をしているのは
「瓦の家が好きなんだ」
という理由があったり、
すべてのモノゴトには理由があるような
気がするのですね。

背景を考えてモノゴトを見ると
楽しみの少ない通勤もおもしろくなるんだな。