2012年07月

本物か、偽物か、確かめたい。

罪を告白します。

小学生の時、
小学生なら許してもらえるのではないか
という淡い期待もあり、
展示してあるケーキの生クリームを
誰にも見つからないように
こっそりたべたことがあります。

心臓がバクバクしました。
1度やってバレなかったので、
2度指で生クリームをすくい、
口にもっていきました。

10秒後、いや1分後だっただろうか。
ふと、奇妙な感覚をおぼえました。

あれ、生クリームの味したっけ?
してない。してないや。
どうやら、その展示ケーキは、
ロウでつくった模造品なので、
甘みがいっさいなかったのです。

たしかに、本物のケーキをむき出しで
見えるところに置いたりはしないでしょう。
それなのに、最初のひとくちでは気づかなかった。
おそらく、極度の緊張状態で、
誰も見てないか、まわりを確かめるのに必死で
味わうのを、わすれていたのでしょう。

ウーロン茶とまちがえて、
ウーロンハイを飲んでしまうことがたまにありますが、
そのときは、すぐに気づきます。
これはこのケーキの経験が生きているのだと思います。

展示してある食品にふれちゃダメですよ。

100m走

チーター 約3.1秒
ウサギ 約5.6秒
ライオン 約6.0秒
クマ 約6.4秒
ネコ 約7.5秒
サイ 約7.8秒
ラクダ 約9.0秒
ゾウ 約9.2秒
ボルト 9.58秒

ボルトさん
動物の壁を破ってください!

試食があんなに美味しいのは、なぜだろう。

こどもの頃から、試食がだいすきでした。

いちばん衝撃だった試食は、カロリーメイトです。
1ブロックの半分を試食で、バンバン出していました。
1ブロック50円なので、25円。
うまい棒よりも、チロルチョコよりも高いです。
カロリーメイトが、あんなにお菓子な味だったことを
知るまでだいぶ時間を要したので、
とてもうれしかったのをおぼえています。

料理は最初のひとくちがいちばん美味しい。
という意見にぼくは異を唱えたいと思う。
最初のひとくちよりも、
試食のひとくちのほうが美味しい。

美味しかったら買うこともあるけど、タダでたべられる。
知人におごってもらうのとはちがって、
何の利害関係もない。
ただ、タダで、そのひとくちを味わうのに、集中できる。

ぼくは、試食がだいすきだ。
さいきんのデパ地下は、試食あんまりやってなくてかなしい。
いっそ、入場料をとる、試食だけのお店とかやったらどうだろうか。

自分の出番を待つ。

車だって、
携帯だって、
鉛筆だって、
24時間フル稼働しているわけじゃない。

自分の出番がくるのをじっと待ってる。

なかには
3、4年くらい出番を待っている
モノだってあるでしょう。

いまはまだ、出番は来てないかもしれないけど、
一週間後か、数年後かはわからないけど、
どんなモノでも、必ずや、いつか出番がくるはず。

買ったはいいけど
全く使ってないものに対して、
もったいない買物だった、
と後悔の念が頭をよぎるときは
そう自分に言い聞かせるようにしています。

意外と、ほんとに数年後に
欠けてたピースがピタッとハマるように
出番がきたりすることもあったりします。

ネクストバッターズサークル

野球で、つぎのバッターが待つサークルですね。

小学3年生くらいの休み時間です。
校庭で、上級生が、片足を固定したまま、
もういっぽうの片足を伸ばし、カカトを地面につけ回転。
ザーッ、ザーッ、ザーッ、ザーッ。
ネクストバッターズサークルが完成しました。

ぼくは、これを見てビックリしました。
にんげんが、コンパスになったからです。
そのまえの算数の時間で、コンパスを授業で使いました。
カンタンにキレイな円がつくれることに感動し、
ノートに円を書きまくりました。
こんなスゲーもの、誰が考えたんだろう?
なんてことも思いました。
だから、休み時間に、こんなスゲーものが
じぶんの体に備えつけられていたことに
ビックリしたのです。

そういえば、
先生が黒板で使うコンパスは、
カッコよかったなぁ。

理科で白衣を着る先生も、
カッコよかったけど、
デカいコンパスをもつ先生は、
もっとカッコよかった。

あれ、何円くらいするのだろう?