ひらがなの国の話。
カフェのテラスに
「る」さんが、
コーヒー片手にくつろいでる。
遠くの方から「あ」さんがやってくる。
どうやら友だちのようだ。
仲良く会話をしている。
「あ」さんが去ると、
こんどは「い」さんがやってきた。
親密に話し込んでいる。
そんな調子で「ん」さんまで
彼のもとに46人の人が訪れた。
その中で、見かけるなり、
眉間にシワを寄せて去ってしまった人は、
「む」さんと、「め」さん、
「ら」さん、「れ」さん、「を」さんぐらいだった。
「ある」、「居る」、「売る」…
「る」はひらがなの国のなかで
いちばん友だちが多そうだ。
2012年6月30日 12:00 AM | カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 木村泰斗 | コメント (0)