2012年06月
カフェのテラスに
「る」さんが、
コーヒー片手にくつろいでる。
遠くの方から「あ」さんがやってくる。
どうやら友だちのようだ。
仲良く会話をしている。
「あ」さんが去ると、
こんどは「い」さんがやってきた。
親密に話し込んでいる。
そんな調子で「ん」さんまで
彼のもとに46人の人が訪れた。
その中で、見かけるなり、
眉間にシワを寄せて去ってしまった人は、
「む」さんと、「め」さん、
「ら」さん、「れ」さん、「を」さんぐらいだった。
「ある」、「居る」、「売る」…
「る」はひらがなの国のなかで
いちばん友だちが多そうだ。
2012年6月30日 12:00 AM |
カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 木村泰斗 |
コメント
(0)
「いや、俺キーパーだから」
「どんな手を使ってでも俺は勝ちたかったんだ」
「俺のペナルティエリアはスタンドより広いぜ」
「ルールにしばられると、身動きとれなくなるぜ」
「わるいのは俺じゃない。わるいのは俺の手だ」
「宇宙から見たら、俺と審判の見分けはつかない」
「いいじゃないか。ハーフタイムも練習してたんだぞ」
「タッチラインの向こう側から見れば、こっちが外側。これはただのスローインさ」
「俺の手は12人目のプレーヤーなんだ」
「みんなに蹴られている姿を見て、放っておけなかったんだ」
2012年6月25日 6:23 PM |
カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 長谷川哲士 |
コメント
(0)
口の中におけるガムの滞在時間は
グレープ味やリンゴ味といった味のあるガムより、
眠気覚ましに噛まれる、あまり味のしないガムのほうが長い。
というデータがぼくのなかに蓄積されています。
味のあるガムは、
甘味や旨味が消えてしまったとき
口の中が物足りなさを感じてしまいます。
だから、味がなくなるたび、
次の一粒、次の一粒へと、
すぐ手が伸びてしまって。
ガムボトルの中は
すくない日数で
空っぽになってしまいます。
でも、味のしないガムは
味の落差がないぶん、
次の一粒への欲求がやってこない。
一粒の滞在時間が長いのです。
ぼくにとって
味のしないガムは、
寿命の長いガムとして
とてもありがたい存在です。
2012年6月23日 12:00 AM |
カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 木村泰斗 |
コメント
(0)
「へぇ顔」
へぇーってしってる顔。
「屁顔」
放屁したのに知らないフリしている顔。
「それ顔」
それ言うと思ってたーって言ってる顔。
「ゴヤ顔」
画家のゴヤが描いてる人風な顔。
すいません。ゴヤの絵ってイメージわかないっすよね。
ググってみたところ、わりと、どや顔でした。
「夜顔」
夜の顔、です。
笑顔、寝顔、小顔、
したり顔、アヘ顔、マカオ、
いろんな顔がありますが、
みなさんはどの顔が好きですか?
最後のは、ふつうにちがうよねー
っていう顔をしているあなた、
その顔が、マカオです。
って言ってるぼくの顔は、バカオです。
2012年6月18日 4:12 PM |
カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 長谷川哲士 |
コメント
(0)
そろそろ夏の一幕があきますね。
夏といったら、の一つに怪談話があると思います。
幽霊の話や目撃情報が増える季節だと思いますが
ぼくは幸いなことに生まれてこの方
まだ幽霊というものに会ったことがありません。
幽霊と聞くと貞子やら口裂け女やら
なんだか恐いイメージが浮かぶので
いままで会うことがなくてよかったと思うのですが
ただ、最近、幽霊と出会うことは
恐ろしいことではなく
嬉しいことなのかもしれない、
と思うようになりました。
なぜなら、幽霊がいるということは
死後の世界があるということかもしれない、と思ったからです。
死んだあとにも楽しみがあることを、
幽霊が証明してくれるのかもしれない。
夏の夜。
街灯はひとつもなく、車や人や虫の気配すらない真っ暗な夜道。
後ろを振り向くのがとても恐いのですが、
幽霊は死後の世界の証明なんだ、と考えると、
ほんの少し、その恐さも和らぐような気がします。
2012年6月16日 12:00 AM |
カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 木村泰斗 |
コメント
(0)
次のページ »