大人

「大人」になるのはむずかしい。
つくづくそう思います。
もちろん、ふつうはハタチになったら大人、
という扱いをされるのですけど、
なってみればわかるのですが
そんな実感はまったくありません。

いろいろな大人の基準はあると思いますが、
まだ食べられるけど、もう食べないこと。
これはぼくの中でかなり大人の行動です。
もちろんポイントは、
「まだ食べられるけど」というところ。
じぶんの場合、あれば食べる。食べきる。
お腹いっぱいでないかぎり、食べ続けてしまう。
しかし大人はちがう、と思う。
腹八分目を心がけるといいますか、
途中でやめることができる。

なにかとても小さなことを言ってるような
気がしますが、大人と子どものちがいって、
ひとつひとつはとても小さな差なのだと思う。

フェスの主役は自分だ

夏の名物の一つに
野フェスというものがありまして。
これ、何万人の視線が一点に集まり、
スポットライトは、一ヶ所を照らしてね。
会場の上空を飛ぶ鳥の目で見たら、
野フェスの主役はアーティスト、
のように見えるけれど。

でも、わたくし、この時間の主役は、
アーティストじゃない、と思うのですよ。
じゃあ、誰よ、と問われれば、自分です、自分。

飛び跳ねて、シャウトして
心が解放されて、楽しくなって
感動して、涙して。
喜怒哀楽の喜と楽という
黄金の2トップが降りそそぐゴールデンアワー。
やっぱり野フェスの主役は自分だなあ。

さあ、フェスの花火がいたるところで打ち上がる
夏の扉が見えてきましたね。