ぼくの街の本屋は、ぼくの書斎です。
本が多い、そして捨てられない。
ドストエフスキーとか、カミュとか、
本棚には並んでいるのだが、
この1年間読んでない。
いや、ここ5年間読んでない。
いや、買ってから読んでない。
でも、捨てられない。
本を捨てると、
自分の可能性も捨ててしまう気がする。
小説の中には、無数の言葉が眠っている。
その言葉と出会えた自分を捨てる。
その勇気がぼくには、ない。
何かのきっかけで読みたくなったら
どーすんだよ?という気持ちもある。
本はたまっていく一方だ。
この状況をなんとかするために知恵をしぼった。
この本、本屋さんにあずけられないか。
また読みたくなったら、定価で借りて、
ブックオフに返す。返すといくらか
お金は返ってくる。
あれ、あそこ何って言ってたっけ?
と、一文だけ気になったら、
本屋さんで立ち読みできる。しかも無料。
よし。借りっぱなしの本を返すぞ。
でも、近いうちに読む本はまだ借りておこう。
あの本と、あの本と、あの本は、
とてもだいすきな人の本だから
まだ借りておこう。
まだ読んでない本は、まだ返せないな。
だから、あの本と、あの本と、あの本も
まだ借りておこう。
あ、本たまったまんまだ。
2012年1月30日 2:46 AM | カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 長谷川哲士 | コメント (0)