だれの性でこうなったんだ。
おとこのこなら、のぼり棒。
(うまい棒じゃないよ)
おんなのこなら、自転車のサドル。
(サトルくんのことじゃないよ)
性に目覚めるきっかけは、
恋ではなくて、物体です。
じぶんの場合、それが何だったのか。
夜分おそくまで考えてみました。
そして、見つかりました。
机とイスです。
ひとのイスに座るとドキドキするのは、
わりと一般的です。
机とイス。ふたつでセットだという点を
ここでは、強調させてください。
小学校でも、中学校でも、高校でも、
掃除の時間ってありますよね。
机とイスを下げておいて、
教室半分を掃いて、拭く。
で、机とイスを上げる。
この上げるタイミングで、
やたらイスしかあげないヤツがいました。
ご存知だとは思いますが、
イスは机にくらべて軽いのです。
つまり、コイツはラクをしてるわけです。
ぼくはそれが許せず、
ある画期的な方法を考えました。
イスのL字部分の底を、机にぶら下げて
机とイスをいっぺんに運ぶスタイルです。
ここからが重要ですが、
ぼくはそれをはじめてやったとき
なんだか、その机とイスが、
持ち主自身なのではないかという気がしました。
これは、いわば前方おんぶです。
机だけを運ぶ。イスだけを運ぶ。
単独では思いもしなかった感情が
ぼくの中からわき出ていました。
ものごころのついたぼくは、
なるべく、かわいい女子の机とイスを
運ぶようにしました。
そして、嫌いな女子の机とイスは
なるべく運ばないようにし、
男子の机とイスを運ぶ場合、
イスを抱えこむと同時に、
すこし複雑なキモチも抱えながら運びましたとさ。
2011年12月19日 5:22 PM | カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 長谷川哲士 | コメント (0)