映画館のヒジ掛けについて、思うこと。

ふつう、このタイトルだと、
ヒジ掛けの奪い合いの話など
をするのが定石ですが、
ちょっとちがった話をしたいと思います。

よくよく考えると、

ヒジ掛けの数は、座席の数より1つだけ多い。

ですよね。これは1列の場合です。
30列あれば、30ひじ掛けが多くなります。

「図解でわかるヒジ掛けの数」

○←座席 l←ヒジ掛け

l○l○l○l○l○l
○・・・5 l・・・6

l○l○l○l○l○l○l○l○l○l○l
○・・・10 l・・・11

l○l○l○l○l○l○l○l○l○l○l○l○l○l○l○l○l○l○l○l○l
○・・・15 l・・・16

もし1列で、イスとりゲームならぬ、
ヒジとりゲームをやったとしたら、
だれかひとりだけ2つゲットできる。
両ヒジをヒジ掛けに置くことができる。

むろん、これは、
ひとりが最低1つのヒジ掛けを手に入れる前提。

ところで、ヒジ掛けって何なんでしょう。

とりあえず、社長のイスには
ヒジ掛けがあるような気がします。
つまり、ヒジ掛けのついたイスは、
どんなひとでも社長になったような気分にさせる魔法のイス。

上京したてに、イスをさがしていたころ、
近所のリサイクルショップのギリシアの親父に
「ヒジ掛けなんていらないだろ?」
と言われたのを、ふと思い出しました。

イスとりゲームにくらべて、
まったく流行る気配のないヒジとりゲーム。
それは、どこか会社のようです。
「ヒジとヒジのぶつかりあい」から
だれかひとりが社長になる。

このように強引にブログをまとめるように、
強引にヒジ掛けをキープする。
そんな意志だけが、映画館のヒジ掛けを制するのです。

いやーほんと、ヒジ掛けっていいもんですねー。