机上の空論

をはじめて知ったのはいつですか?

ぼくは求人誌の中の広告をつくってましたが、
いざじぶんが求人誌を見る側になったら
必要な情報が書かれていなかったり、
どれもうさんくさい仕事に見えたりしました。

いま思うと、
求人誌を見ている人の気持ちがわからずに
「机上の空論」で広告をつくっていたんですね。

という意味ではなくて、
単に「机上の空論」ということばを知ったときです。

ぼくは最初何言われているかよくわからなくて
いろんな想像が頭をめぐりました。

騎乗の空論?

奇嬢の空論?

机上のクーロン?

奇嬢のクーロン?

あ、クーロンじゃなくてクローンか。

机の上の空論ってことだ、と解説をされたあとも
じゃあ「机の下の空論」ってのもあるのか?
家庭教師か?とてもセクシーな香りがするな。
と思いました。

ことばを知る瞬間って
けっこうじぶんのなかで何かがはじけます。
ブレイクスルーです。

いまでは「それは机上の空論だよっ」
とか知ったかぶりで使ってますけど。