猫には名前がにゃい。

「吾輩は猫である。名前はまだない。」
とは小説が好きじゃない人でも知ってるような
有名な一節ですが、このフレーズを聞いたとき、
ふと思ったのです。
猫に名前はあるのかと。

いえね、「ミーちゃん」だの「オタマ」だの
人間が猫に名前をつけることはあっても、
猫が猫に名前をつけたりするのだろうかと思ったわけです。

ぼくは「ニャー」となく猫の言葉を
理解しているわけではないので
ハッキリないとは言いきれませんが
まあ、言葉は人間の特権とも聞きますし、
猫同士で名前をつけたりはしないんじゃないかなあと思います。

猫の集会なんてのもありますけど
そこでたとえば世間話をしていたとしても
名前もなけりゃ、言葉も(たぶん)持たないなかで
どうやってお互いの気持ちを伝えあったりしてるのかなあと想像すると
目の視線とか、体の動きとか、手の動きとか
そういった態度で示したりするのでしょうか。
もしそうだとしたら、
相手の気持ちを汲み取る力がハンパじゃないほど
あるのかなあて思います。
だって、ボディランゲージだけで
相手の気持ちを理解するわけですからね。
もし人間が言葉禁止で世間話をしたら
伝えたいことの1割も伝わらないんじゃないかなあ。

とまあ、言葉が無くても通じ合ってる
動物世界に魅力を感じたのでした。