メールアドレス(確認用)〔    〕をいつもコピペするあなたへ。

お風呂に入らない日はあっても、
コピぺしない日はない。

そのくらいコピペばかりしています。

でも、これ、ぼくだけの話じゃないと思うのです。
考えてみれば、
私たちの身のまわりはコピぺだらけです。

代々木公園に生えている木々はコピぺです。
木たちは、ゼロから生まれたわけではなく、
苗木、つまり、そこそこ成長した木を
植えるところからスタートします。
いわば、コピーした苗木を地面にペースト。

テストの時間も、コピペばかりです。
教科書に書いてあることを頭にコピーして、
答案用紙にペーストする。

コピペトークは、いまもあちこちで
おこなれています。

本で読んだことをコピーして
さもじぶんで考えたかのように話すひと。

電車のなかで女子高生が
しゃべっていたことをコピーして
ブログにするひと。

コピーは、インプットで
ペーストは、アウトプット。
世の中、コピぺばかりです。
すいません。コピペ、コピペ連呼して。
でもコピペって、音がかわいくないですか。
だって、コピぺですよ、コピぺ。

好きなものほど、嫌いになりやすい。

「好きな食べものは?」と聞かれると
「たこ焼き」と答えることが多く、
好きなものはたくさん食べたいと思うわけで、
最近ついに、念願のたこ焼き焼き器を手に入れました。

ここぞとばかりに、つくっては食べ、
つくっては食べしていたのですか、
ひとりでそんなにたくさん食べられるわけでもなく、
最後は苦行かのように、大量に残された黄色い玉を
食べつづけることを余儀なくされました。

好きであるがゆえにいっぱい食べ、
その結果、飽きて嫌になってしまう。

好きなものほど相手との距離のとりかた、
つまり、自分をコントロールすることが
大事なのだと知りました。

それは、たこ焼きへの敬意とも言えます。

なにやら人生訓のようなものを、
たこ焼きから教わった気がします。