2011年06月
「君は才能あると思うよ。何の才能かはわからないけど」
同じタイミングで会社とサヨナラした同期。
「君はしゃべると面倒くさくなるから黙ってたほうがいい」
卒論を担当してくれた先生。
「おれはたぶん実家で死ぬんだと思う」
進学校を卒業して地元で就職した友人。
「お兄さんはすごくハンサムだよね」
ぼくのことはハンサムだと言ってくれなかった幼馴染。
「てっちゃんもいっしょに転校しようよ」
小学校のころ転校していった同級生。
「レシートは、いらないですよね」
と勝手に客を決めつけるけど、
おつりを渡すときは必ず手を添えてくれたファミマの店員さん。
「おかえりー」
ぼくが「ただいま」と言うと、いつも返事をしてくれた祖母。
「ほしいもんあるかね?」
ぼくが風邪をひくと、3kmの山道を歩いてポテチを買いにいった祖母。
「・・・・・・」
ぼくが「ただいま」と言ってるのに、返事をしてくれない祖母。
「・・・・・・」
ぼくが「クソあつい」と言ってるのに、お墓にひきこもっている祖母。
「・・・・・・」
ぼくが線香あげてチーンしてるのに、シカトする祖母。
「・・・・・・」
自問自答自演している、ぼくの心臓の横のへんにいる祖母。
ずっと会ってなくても、
もう二度と会うことがなかったとしても、
この人たちの存在を信じている。
ぼくはアメリカに行ったことがない。
というか、日本から出たことがない。
それでも、アメリカ大陸の存在や、
アメリカの大統領や州知事の存在を信じている。
それと信じる度合いはまったくいっしょ。
ずっと会ってないけど、この人たちは確実にいる。
2011年6月11日 8:00 PM |
カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 長谷川哲士 |
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「ポンデリング」と
「ポン酢リング」は、
商品化されるかどうかでちがう。
「レーシック手術」と
「ベーシック手術」は、
基本的にちがう。
「白馬の王子様」と
「悪魔の王子様」は、
主役と悪役くらいちがう。
「フリーペーパー」と
「林家ペーパー」は、
素材がちがう。
「戦場のメリークリスマス」と
「銭湯のメリークリスマス」は、
場所がちがう。
「バンジージャンプ」と
「ガンジージャンプ」は、
落下スピードがちがう。
「てるてる坊主」と
「照れてる坊主」は、
煩悩の数がちがう。
世界は、ちがいだらけだ。
ちがいを認めることができれば、
世界はもっと生きやすくなるのかもしれない。
2011年6月6日 12:04 PM |
カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 長谷川哲士 |
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電車での居眠りはよくあることですが、
ときには見ず知らずの女性に肩を貸すこともあるわけで、
そんなとき、さりげなくもスマートな紳士でいるための覚書。
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・いつ寝落ちされても大丈夫なよう落下地点をはかり、
万全の体制で迎えるべし。
・良い寝心地を提供するため、
スタッズなどのハードな素材は
ロックンローラーでもないかぎり控えるべし。
・いざ肩を貸したら、軽く「困ったもんだぜ」
というジェスチャーを見せ、
あくまで他意はないことを周囲にアピールするべし。
・いい匂いがするからってあまりクンクンしてはいけない。
ゆっくり、気づかれないよう深く呼吸をすること。
さらなる上級者は呼吸も合わせること。
・眠っているのをいいことに、
チラチラ横目で谷間をのぞこうとしてはいけない。
正面に座っている人の視線にも注意を払うこと。
・あまりにも無防備な格好になってしまったら
さりげなく起こしてあげるのも紳士の優しさとしるべし。
・自分に気があるんじゃないかと
期待に胸をふくらませてはいけない。
当然のことながら、下半身も一緒にふくらませてはいけない。
・ちょっと寄りそっちゃったりして、
勝手に恋人気分を味わってはいけない。
・目的地についたら、「こちらこそいい夢見れました」と
心の中で感謝し、起こさないよう立ち去ること。
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紳士への道は険しくも夢がある。
2011年6月3日 9:34 PM |
カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 武井宏友 |
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