2011年04月

嫌いな曜日が、ちょっとだけ好きになる

その人がこの世に生を授かった
「誕生日」というものがあるけど
「誕生曜日」というものもある。
生まれた日の曜日のことです。
ぼくは木曜日生まれでした。
それを知った瞬間から、
木曜日がほ~んのちょっとだけ好きになった。
だから、「今度の木曜つらいなあ」
と思うことがあっても
誕生曜日と思ったら、
ちょっとだけ頑張れる1日になる。

ならないか(笑)

春のやる気は、だいたいつまずく。

春という字を分解すると、
三日人。

やはり春は、
三日坊主の季節なのですね。

百足

と書いてムカデと読みます。
じっさいには、100本以上足のあるムカデは少数。
この「百足」という字は、中国人ではなく、
日本人が考えたそうです。

この「百足」の考案者の発想でいくと、

四足=ねこ、いぬ、うま、他

二足 = にんげん

時々二足 = レッサーパンダ

というふうになりますね。

ちなみに、「百足」という苗字の方もいるそうです。
「ももたり」さん、「ひゃくそく」さん、「むかで」さん
と呼ばれたりするそうです。
あと、京都には
百足屋町(むかでやちょう)という町があります。

ムカデって聞いただけで
背中がムズムズするんですけど、
百足さんや、百足屋町は
ふつうにいい人で、ふつうにいい町だと思います。

名前で人や町を好きになることはあります。
でも、名前で好きになるのはいいけど、
名前で嫌いになるのは、よくないと思うのです。
名前っていうのは、ただの飾りだから、
その飾りを取っ払って、
人や町とつきあっていきたいです。

生きるということは、恥を重ねることでもあ〜る。

ぼくはあまりできた人間ではないから、
いままでいろんなところで恥をかいてきた。

高校生のころ、喫茶店に入ってコーヒーを頼んだとき
無知なぼくはコーヒーに何を入れればいいか
なんてわからなかったから
クリープと砂糖とミルクを全部入れたりした。
そのときは好きな女の子も一緒だったから
それが間違ってると気づいたとき、余計恥ずかしかった。
いまでも思い出すと「あ”あ”あ”」と頭を抱えたりする。

ほかにも、チャックが全開にあいてた経験なんて何回もあるし、
深夜チャリンコで帰宅中に気分良く歌を歌いながら帰ってたら
すぐ後ろにスーツのお兄さんが自転車漕いでて
かなり赤面したこともあった。

「もう絶対に恥をかかない」なんて何度も思うけど
結局また恥をかくことになってしまう。
「生きる」と「恥をかく」はほぼセットなんだろうな。

牛を見たあとに、牛カルビは食べづらい。

世の中には、見ないほうが生きやすい、
ということがあります。

個室トイレの前任者の顔は見たくありません。
見てしまうと、
アイツと間接的に触れあうのかとか考えてしまう。
行為にも集中できなくなります。

でも、人生でただ一度例外がありました。

福島県のガスト。
トイレに行く通路にさしかかったところで、
ドアがひらき、前任者と出くわす。
あちゃ、見ちゃった。
と、がっかりしながらドアをあける。座る。
トイレットペーパーに目がいく。
そのトイレットペーパーは、
きれいに三角形に折られていた。

この人となら、
間接的に触れあってもかまわない。
いえ、触れさせてください。
そう思いました。

それからずっと、福島県が好きです。