困ったときに、頼りになる木。

冬の木のイメージといえば、
葉っぱが全部落ちて、
枝がむき出しの木を
想像しがちなんですけど、
鮮やかな緑の葉をつけた木も
たくさんあるんですよね。
いわゆる常緑樹っていうやつです。

落葉樹は季節にあわせて
さまざまな顔があって、
春に芽吹いただの、
秋に紅葉の盛りだの、
感情豊かに一年がすぎます。
そして、その変化を季節とともに
楽しんだりするわけです。

一方、常緑樹は一年中あまり変わらないし、
目立つ存在ではないかもしれないけど、
落葉樹の葉が落ちる冬も、
かわらずに緑のある景色を見せてくれる。

つまり、東京の冬の景色は、
わりと彼ら常緑樹の木々に
支えられてるんじゃないか。
そう思い、ふと、ありがたくなって
写真を撮りたくなりました。

冬の東京の緑を守る木。
たぶん、とりたてておもしろい写真では
ないかもしれませんが、
それもまた、魅力のような気がします。

もちろん、撮影者の腕のせいだったりもします。