借りた金は忘れるが、

貸した金は忘れない。

~三十路をすぎた男の金銭感覚。~

金髪坊っちゃん。

金髪坊主に、鼻ピアス、そして服の上からチラリと見える刺青。
電車で僕の前に座った一見とても怖そうなお兄さん。
そのお兄さんが一冊の本を夢中になって読んでいる。
なにを読んでるのかなあと、僕の目線が気づかれないように
おそるおそる探ってみたら、夏目漱石の「坊っちゃん」でした。
一瞬にして「怖い」という印象が薄くなりました。

本は、金髪よりインパクトは薄いかもしれない。
でも、ときには金髪よりその人の印象を変えてしまうパワーがある。