人生最後に受けたテストは、 アルコールパッチテストです。

結果は完全に不合格。
担当してくれた栄養士さん、別れぎわに一言。

「お酒がなくっても、いい人生は送れるのよー!」

もし本当に、お酒がなくてもいい人生が送れるのなら、
お酒がなくてもいい人生が送れるなんて、
言わなくてもいいじゃないか・・・

おばちゃんをわるく言うわけじゃないけど、
「かわいそう」って、思考放棄だ。
思いやりからいちばん遠い場所にある形容詞だ。

それ以来、「かわいそう」禁止令を発動。
交尾中メスに食べられるカマキリを見ても、
卵から出た子供に食べられるクモを見ても、
「かわいそうな」と思うまえに立ち止まってみる。
すると、しぜんと視点は変わってくる。

彼らは、
食べられるのではない。
食べさせているのだ。

かわいそうな昆虫さんが、たくましい昆虫さまに見えてきた。

出口から入るとき、その出口は入口になる。

「紙で拭く」よりも「水で洗う」ほうがキレイになる。
ウォシュレットの醍醐味として、これは表面的なものだと思う。

表面だけでなく、中もキレイにしたい。
ぼくは単に水浴びをするだけでなく、
いったん水を飲みこんで、腸内に貯めたのち、吐き出す。
おしりというクチでうがいをする感覚です。

これをマスターすると、オナラを飲み込めるようになります。
さらに、体がスッキリするほか、
タブーを犯しているような感覚が、なぜか心もスッキリさせます。
トイレから出るとき、
ふるさとから上京したようなリフレッシュ感が味わえること間違いなし。

(お食事中の方、これからお食事される方、ごめんなさい。)