2010年10月

コーヒーはホワイトで飲みます。

うどんや牛丼に、ソースや唐辛子を
いきなりかける人を見ると、
「ひと口、味見してからかけようぜ」
と思うぼくでも、
コーヒーを飲むときは、
味見することなく、砂糖とミルクを放り込む。

鶏と卵、どちらが先か?
というむずかしい質問もあれば、
砂糖とミルク、どちちを先に入れるか?
というどうでもいい質問もある。

いつも無意識に入れてるので、
このチャンスに整理しておこうと思う。

●さいしょに砂糖をいれる理由
熱いほうが砂糖は溶けやすいのだから、
ミルクを入れるまえに砂糖を入れるべき。
さらに、ミルクより砂糖のほうが
溶けるのに時間がかかるから
先に混ぜたほうがいい。

●さいしょにミルクをいれる理由
猫舌だから、早く冷めてほしい。
だから、さいしょにミルクを入れるべき。

それぞれのリスクを考えてみる。
最後のひとくちをグイっといくとき、
溶けずにとどっていた砂糖が一気に来ると
体に悪い気がしてしまう。
だけど、コーヒーで舌をヤケドしたことは何度もある。
2日間くらいヤケドした舌で生きていくのは
あまり気持ちのいいことではない。

結論を出さずに終わるつもりでしたが、
結論が出ました。
これからは、ミルクを先に入れようと思います。

足=3

じーーーっと見てると、
文字が文字としてではなく、
ただの物体として見えてくる。

シンプルなひらがなより、
複雑な漢字のほうが
この現象は起きやすい。

たとえば「複雑」。
複雑だけに、とても複雑な漢字だ。
何画数あるんだろう?
3m離れたところから見れば、
「麒麟」や「篠塚」と区別のつかない文字だ。
こんな物体で、よく人に伝わるなぁ。

タイトルの「足=3」を
もういちど、じーっと見てほしい。

・・・見えたかな?

← 足

右から左に走る人に見えないかな?
「=3」は、走ったあとにできる軌道に見えないかな?

コンタクトやメガネをつけるっていうのは、
こんなふうに世界が変わる瞬間なんだと、
26年間裸眼のぼくは思いました。

名前より、アダ名がいい。

あなたのまわりにもたぶんいるはず。
アダ名が「◯◯っち」の人が。

だれが最初につけたのか。
これほど汎用性の高いアダ名が他にあるだろうか。

苗字でも、名前でも、どっちにも使え、
男性向きだけど、ユニセックスに対応できる。
「っち」とつけるだけで、
こわもてのあの人も急にかわいらしくなってしまう。

いっそのこと、
「っち」を敬称のひとつにしてみてはどうでしょうか。
◯◯様、◯◯さん、◯◯君、◯◯っち。みたいな。

「君」で呼ぶのはよそよそしいけど、
呼び捨てするのも、ちょっと失礼かも。
と、感じる人にも、役に立つかもしれません。

笠少女。

にぎやかな銀座の街中にひっそりとたたずむ少女の銅像。
多くの人が気にとめることなく通り過ぎます。

でも、この間の雨の日、少女の銅像をふと眺めたら、
頭の上にちょこんと帽子がかぶせられていたのでした。

会うとプッとしてしまう。

人は、
インプットとアウトプットを
くりかえしながら生きている。

朝ごはんのバタートーストをインプット。
トイレのなかで座りながらアウトプット。
昼ごはんの日替わり定食をインプット。
夜ごはんのカレーライスをインプット。

インプットに比べて、アウトプットの数が少ない。
だから、人はまた、エアアウトプットをくりかえす。

(お食事中の方、これからお食事される方、ごめんなさい。)