語尾に「プレイ」をつければできるプレイ。

電車内で「席ゆずってください」と言われれば、
「あ、どうぞ」と言って席を立つ。
旅先で観光客に「写真撮ってください」と言われれば、
「あ、いいですよ」と言ってカメラを受けとる。

席をゆずってもらえた人や、写真を残せた人は笑顔になる。
その笑顔を見ると、こちらもわるい気はしなくて、
心の中でにやけていたりする。
Win-Win というか、Smile-Smile の間柄である。

自分も相手も笑顔になれる行動をしよう。
と、いつかの先生が語っていた。
だけど、自分から行動を起こすのは面倒くさい。

そういうときぼくは、親切を押しつけるのではなく、
親切を押しつけるプレイをするのだ、と自分に言い聞かす。
君は席をゆずるのではない。席をゆずるプレイをするのだ。
あなたはおせっかいカメラマンではない。
おせっかいカメラマンプレイヤーなのだ。

わたしみたいなちっぽけな人間は、
神様の脚本にしたがって役割を演じているだけなのだ。

そう思うと、たいていのことはできる気がするプレイ。