2010年08月

イスは名脇役。

ドキドキした入学式、
ノートをとるのに必死だった授業、
不良もやさしくなった卒業式、
夢をかなえるために意気込んでた大学受験、
眠い目をこすりながら通った通学電車、
はじまる前がいちばんワクワクする合コン、
行動範囲が日本中になった自動車、
何度落ちたかわからない就職試験、
はじめてのデスク、
緊張しっぱなしの初プレゼン、
夜景を二人で眺めるベンチ、
プロポーズしたレストラン、
お父さんが一番泣いてた結婚式。

人生のシーンに、イスがいる。

大きいおつりをもらうより、小さいおつりをもらうほうが面倒クサイ。

「おつり」と言っても、レジのおばちゃんが
笑顔で渡してくれる小銭のことではありません。
トイレのほうの「おつり」です。

大きいトイレでもらえるおつりは
知っている人も多いかもしれませんね。
水面に落下したオブジェクトの反動で
おしりが浴びる返り水のことです。

これ、イヤがる人もいますが、
ぼくはあまり不快には感じません。
いまの時期だと冷たくて気持ちいいし、
プチウォシュレットだと考えれば、
ただ紙で拭くよりキレイになってる気がします。

「小さいおつり」は、ぼくの場合、
小便器の前で、立ったままもらいます。
長ズボンをはいているときは気づきませんが、
半ズボンをはいていとき、
露出したスネがおつりを察知します。

この小さいおつりは、大きいおつりよりも高温です。
(雪におしっこで絵を描いたことがある人は
 わかると思いますが、おしっこは湯気を出しますからね)
あつい夏だから半ズボンをはいているのに残念。
お手洗いでおスネ洗いするわけにもいかないし、
わざわざ紙でスネをふくのも面倒なので、
自然乾燥させています。

でも、よく考えればフケツですよね。
しかも、半ズボンをはいている男性という
マイノリティしか共感してくれません。

小さいおつりは、今日も弁慶の泣き所を攻撃してくる。

(お食事中の方、これからお食事される方、ごめんなさい。)

ことばのダイエット

敬語って難しいなぁと思うことが
よくあります。

相手に対して、失礼のないように、
ていねいに話そうとすればするほど、
逆に、敬語としては間違って
失礼になってしまうことがある。

相手を思う気持ちも、
過剰につけ加えると、
ことばが太って
逆効果になってしまう。

ことばも必要な栄養素を
過不足なく取り入れる。
そう心がけることが
大切なのですね。

なんだか、食べ物の話と同じだなぁと、
最近少しメタボ気味の自分を見て
思いました。

トイレットペーパーの芯の取替えが、僕ばっかり当たる気がする。

コロンブスの麦茶。

水筒のなかにいる麦茶に氷をほおる。
ポシャン。ポシャン。ポシャン。
氷のおかげで麦茶は冷たさをキープできる。
だけど、その麦茶は、氷が溶けるほど薄くなってゆく。
それは算数の教科書を読まなくても、舌とノドがよく知っていた。

んー、どうにかならないかな?
何かいい方法があるはずだ。

「!」

麦茶で氷をつくればいい。
麦茶に水を足すから、麦茶は薄くなる。
麦茶に麦茶を足せば、麦茶は薄くならない。

翌日、改良したNEW麦茶を持って教室に入り、
このエポックメイキングなアイディアを発表すると、
みんなやったことあるけど、面倒くさいからやらなくなった。
ということが判明した。
麦茶をいっぱい飲んだはずなのに、ノドが乾いていた。

そのときの気持ちは、いまだに言葉にできません。