ぜんぶ
目黒川沿いが通勤路なので、
朝も夜も、この道を通る生活をしているのですが、
桜が引き寄せる磁力というものは強力で
いま、とくに夜は、連日、
縁日のようなにぎわいを見せています。
当然、道は人であふれ、
家にたどり着くまで、
ふだんの倍以上、時間はかかります。
それが別に嫌だというわけじゃなく、
むしろ毎日、お祭りの空気を味わえて
毎年楽しみにしている帰り道です。
ただ、桜が散るとそれまでのにぎわいは
幻だったように人も散っていきます。
それがけっこう淋しくて。
あと1週間くらいは、散らないでいてほしいなあ。
2017年4月8日 12:00 AM |
カテゴリー:ぜんぶ, 3バカ日誌 : 木村泰斗 |
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去年、やり残したことの一つが大掃除。
どうも年末は浮かれポンチになっていて、
しかも実家に帰ったりすると、
なかなか大掃除することができなくて、
ぼくの部屋は相変わらず去年のまま。
キレイにリセットすることができていない。
今年に入って、大掃除しなきゃと思っていても、
結局、床に落ちてるゴミをサーっとコロコロする程度。
いらないものを処分したり、散らかった状況を整理したり、
窓を拭いたり、浴室をピカピカに磨いたり、
いわゆる大掃除のようなことはしていない。
で、これはやっぱり大掃除の気分を
自分の中で醸成しないといけないなあと悩んでいたときに、
3月31日は、12月31日と
ちょっと似ていると思ったんですね。
3月31日も一年のさいごという気分がちょっとある。
であるなら、この日も、大掃除の日であってもいい。
ただ、今年は平日なので、
今日と明日の、この土日を
ぼくにとっての大掃除の日としよう。
そう決めていた週末がやってきました。
さて、どこまで片付くかしらん。
2017年4月1日 12:00 AM |
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書くという作業は、
心の毒抜きのような作用があるようです。
そのとき考えていることや、
悩んでいることをノートにつづると、
井戸の底に向かって叫ぶように
どこかスッキリするところがあります。
書くことと叫ぶことは、
同じような性質を持つのかもしれません。
どちらも、吐き出す、という点が似ています。
たぶん、ぼくは人よりストレスが
少ない人間だと思っていますが、
それは、日々、ノートに
書くという作業をつづけていることも
影響しているのかもしれませんね。
書くことは毒抜きでもある、と思います。
2017年3月25日 12:00 AM |
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会社のフロアから一つ下の階に降りると、
ビルの共有フロアがあります。
そのフロアにあるトイレは、そのビルで働いている人なら、
誰でも使っていいフリートイレです。
ところが、フリートイレとは名ばかりに、
誰も使っていない穴場のトイレになっています。
ぼくは、このフリートイレの常連です。
出社してまもなく、その場所に颯爽と
向かうことがルーティンになっています。
そして、ほぼ毎日、ぼくが初めてのお客さんです。
丁寧に折られた三角折りの
トイレットペーパーがそのことを教えてくれます。
朝方、掃除のおばちゃんが綺麗に清掃して、
三角折りにしてくれているんですよね。
で、一番トイレというのは気分がいい。
温泉の一番風呂のようなきもちよさを感じます。
商業施設にある先端を極めたようなトイレよりも、ここちがいい。
やはりその日の、初めての人、というのは大きいです。
いちばんお気に入りのトイレはどこですか、と聞かれたら
即座にこう答えるでしょう。一番トイレが一番好きです。
2017年3月18日 12:00 AM |
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深夜、都内を走るタクシーの中で、
窓の外の夜景をぼんやり眺めていると、
なにやら喧嘩をしている二人組を発見。
寝ぼけ眼はとたんに覚め、
火花が飛び散っている光景を追いかけはじめる。
その数秒間の出来事は、意識的というより、
ほぼ無意識的に行っていたような気がします。
惹かれる景色というものは、
夜景をはじめ、夕日に星空、青い海など
いろんな景色がありますが、
人の景色もそうなんだと思います。
絶景と同じくらい、もしくはそれ以上に目を奪われる。
人の景色というものは、自然の景色よりも物語を感じます。
たぶんその物語に、引き寄せられるんでしょうね。
2017年3月11日 12:00 AM |
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