失笑だって空気はあたたまる。

いけないと思いつつも
よくダジャレをポロっと出してしまいます。
先日も打合せ中に、

「蛇の飼育ブログを書いてたんです」

という方がいたので

「ヘビーだぜ、と書いていたんですね」

と、言うか判断する前に条件反射で
言葉が先に口から出ていってしまったんですが、
その場は失笑ですよ。 特に20代前半の方たちからは
「あははは」と笑いつつも、目は笑ってませんでしたよ。

でも、思い過ごしかもしれませんが、
その場の空気はちょっとあたたまったと思うのです。
張り詰めた空気の中に、 ぷか~と風船が飛んできたような。
その証拠に「ヘビー以後」は、
せきを切ったように若い人たちからの
意見が飛び交い始めましたからね。
「あ、こんな下らないことを言っても許される」と
思ったのかもしれませんね。

僕は笑いより失笑で溢れる人生を送るかもしれませんが、
周りの空気をマッチの火くらいあたためてるんだ、と思うと、
悪くないぞ、また言ってやるぞ、とも思います。
いつか本気で煙たがれる存在になるかもしれませんが。

平日って、おだやかか。

平日の平って、平和の平で、
平日の平って、平(たいら)の平で、
おだやかな、静かな、という意味があるけれど、
ちっとも平和でもおだやかでもありません。

むしろ平和でおだやかな休日の方が、
平日という呼称にふさわしい。
ああ、もっと平日にふさわしくて納得できる
名前があるんじゃないかしらん。
忙日、辛日、普段日、変日、追われてる日、
社会のために頑張る日…。難しいですね。

鳩は都会人。

都心から、電車に揺られ、景色に緑が増えて、
高い建物も消えて、人影がまばらになって、
山まで行くと、もう鳩は見かけません。

都会といえば、きらびやかで
華やかで洗練されたイメージを浮かべますが、
鳩という素朴でほのぼのとした存在も
都会の象徴なんだということを知りました。

毎年起こる、ひと夏の恋

僕は人に好かれるほうではないですが、
虫にはよく好かれます。

あっち行けと嫌悪感をむき出しに
手をブンブン振り回して
懸命な形相で追い払っても、
人間からの愛情と勘違いしたのか、
虫は懲りずに僕との距離を縮めてきます。

手を棍棒のように振り回しても、
破局を迎えないことがわかった僕は、
ブーンブーンと虫とのランデブーが始まると
ティッシュを一枚取り出し、
潰さないように捕まえてそっと窓の外へ逃がします。

陽気な空気に包まれて、
音符マークがついて終わるような
毎日に変わっていく夏は、
いちばん好きな季節なのですが、
虫とのひと夏の恋が始まると思うと
ちょっとだけ嫌な気分に陥ります。

雨が降ると花が咲く。

雨が降り出すと、
パッパッパと頭上に鮮やかな花が咲く。
赤、黒、ピンク、黄色、紫、青、白、
さまざまな色をした花が咲き乱れ。
しかも、その花は一点にとどまらず、
雲の流れのように移ろってゆく。

そこに目をこらすと、傘は花のようでした。